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>[大阪あーかいぶず第65号]
「あーかいぶず(Archives)」とは、英語で公文書、文書館という意味です。
第65号 令和6年8月
大阪府公文書館発行
目次
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令和6年度下期企画展示開催のお知らせ「所蔵資料にみる大正時代の大阪 ― 庶民生活にみる大阪の姿」
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EXPO’70関連資料 ~所蔵資料の紹介~
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令和6年度古文書講座の開催、参加者募集のお知らせ
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新たに登録した文書・資料類を御紹介します
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公文書館 事業の推移・利用案内
令和6年度下期企画展示 開催のお知らせ 「所蔵資料にみる大正時代の大阪 ― 庶民生活にみる大阪の姿」
大阪府公文書館では、令和6年10月1日から令和7年3月31日まで、企画展示「所蔵資料にみる大正時代の大阪―庶民生活にみる大阪の姿」を開催します。
令和6年9月30日まで開催の上期の企画展示では、大正時代に建設された建築物を通して、都市近代化の進展と活気づく街の姿に触れてきました。このような都市の発展は、大阪に暮らす人々にどのような変化をもたらしたのでしょうか。とりわけ第1次世界大戦がもたらした経済的なインパクトは庶民生活を大きく揺るがしました。今期の企画展示は、そのような庶民生活にスポットを当てています。
そもそも大正時代の大阪のまちとにぎわいは、どのようなものだったのでしょうか。
江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、商業都市として発展してきた大阪は、明治、大正時代を経て「煙の都」として工業都市の性格もあわせ持つようになりました。日清・日露戦争を経て、さらに第1次世界大戦後になると、紡績業に加えて金属や機械、造船業など重化学工業も勃興しはじめました。これにより、都市部を中心に工業化が進展し、大阪市域などでは、好況に沸くこととなります。 新世界や千日前、道頓堀などの繁華街が活気に溢れ、人々がいきいきと暮らしていた時代でした。
一方、農村部では都市部ほどの発展はみられず、都市と農村との格差が顕著になりました。加えて好景気による物価の高騰によって、労働者や小作人の生活が困窮し、さまざまな社会問題が現れてきました。このような時代状況に直面した大阪府は、社会問題への対 策の一つとして、全国に先駆けて方面委員制度(民生委員の前身)を立ち上げました。こうした大正時代の大阪における庶民たちの様子の一端について大阪府公文書館の所蔵資料を中心に振り返ります。
常設展示コーナーでは、公文書館開館38年間の沿革やこれまでに刊行された出版物を紹介しています。また、鳥瞰図(ちょうかんず) 絵師・吉田(よしだ)初三郎(しょさぶろう)が描いた「大阪府鳥瞰図」(昭和7[1932]年)の原本資料を展示しています。
公文書館所蔵資料への関心を高めていだだく機会となれば幸いです。
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EXPO’70関連資料 ~所蔵資料の紹介~
2025年日本国際博覧会(以下大阪・関西万博)の開催まで250日を切りました。今ではインターネットやスマートフォンのクリック一つで簡単にパビリオンやイベントの情報を得ることができますが、1970年に開催された日本万国博覧会(以下大阪万博)の時代は、ラジオやテレビ番組、商品を購入した際のおまけとしてのグッズ配布、パンフレットやガイドブックなど、様々な媒体で大阪万博の情報を発信していました。
当館にも歴史的文書として大阪万博に関する多くの資料が所蔵されています。その中からガイドブックにスポットをあてて紹介します。
公式ガイドブックをはじめ、ミニガイド、観覧旅行ガイド、学校行事団体観覧ガイドなど、用途に合わせて様々なガイドブックが刊行されています。 パビリオンのイメージはデザイン画かジオラマの写真を利用していますが、デザイン画はイラストレーターごとに絵のタッチが異なるため、同じパビリオンでも描く角度や雰囲気が違っています。また、会場内のエキスポランドの全体図は楽しい雰囲気のイラストが使われ、中には有名な漫画家の手塚治虫氏の人気キャラクターがたくさん描かれたものもあります。
紹介文は、知らないの国々へ思いを馳せることができるような内容で興味をそそられます。滞在時間別や目的別のモデルコースの案内、スタンプ帳や自分の予定が書き込めるページがついていたり、団体用の臨時電車の発車時刻などがあったりで、ガイドブックを見ているだけで万博への高揚感、期待感が高まります。
色々なガイドブックに散見されるのが「世界最大規模の冷房設備」「催し物案内から迷子さがしまでコンピューターがお答えします」といった設備案内です。クーラーの普及率がまだ低かった時代に夏の暑い時期にも快適に観覧ができる、コンピューターで離れた場所の色々な情報が素早く伝わるなど、最先端の技術が会場に足を運ぶだけで体験できる目玉の設備だったことがうかがえます。 これらの大阪万博のガイドブックの内容から当時を回顧し、大阪・関西万博へと足を運び、技術や文化の発展を比べてみるのも面白いかもしれません。
【大阪・関西万博WEBページ】
https://www.expo2025.or.jp/
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令和6年度 古文書講座の開催、参加者募集のお知らせ
大阪府公文書館では、歴史的価値の高い公文書などを身近に感じていただくとともに、これらの資料を保存し、後世に引き継ぐことの大切さを理解していただくために、≪古文書講座≫を実施しています。
今年度は、古文書にふれてはいるけれど、まだ十分にくずし字を読めない方を対象とした、初級編の講座です。 当館所蔵の庄屋文書の中から幕臣使節(諸国巡見使)について書かれた江戸時代中期の古文書を読み解きます。
皆様のご参加をお待ちしています。
◇日 時
:令和6年9月30日(月曜日) 13時30分~15時30分 (受付開始:13時00分より随時)
◇場 所
:大阪府庁本館5階「正庁の間」 大阪市中央区大手前2丁目1番22号 大阪メトロ「谷町四丁目」駅 (1A出口 地下よりエスカレーターあり)
◇講 師
:大阪府公文書館専門員
◇募集人数
:40名 ※応募多数の場合は、抽選とさせていただきます。
◇参加費用
:無料
◇募集締切
:令和6年9月13日(金曜日)必着
抽選結果及び参加証の送付時期 令和6年9月20日(金曜日)頃を予定
◇お申込み方法
: 「大阪府オンラインシステム」又は「往復はがき」
≪大阪府オンラインシステムの場合≫
次のQRコードまたは下記URLからご応募ください。
https://lgpos.task- asp.net/cu/270008/ea/residents/procedures/apply/ bd902334-958a-4505-aebf-f2de35239d50/start
≪往復はがきの場合≫
必要事項(1)から(5)までを記載のうえ、以下の宛先へ郵送してください。
(1)イベント名「大阪府公文書館 古文書講座」
(2)応募人数
(3)応募の代表者の氏名、住所、電話番号
(4)代表者以外全員の氏名
(5)講座の参加に際し、障がい等により配慮が必要な方は、その内容
■宛先
:〒540-8570(住所不要) 府民お問合せセンター「大阪府公文書館 古文書講座」
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新たに登録した文書・資料類を御紹介します
大阪府公文書館では、令和5年度新たに1446点の歴史的文書資料類を登録しました(下記の「歴史的文書資料類の登録状況」表をご参照ください)。
◇大阪府公報関係で403点を登録。 大阪府公報を253点登録するとともに、過去の公報の検索に役立つよう目次の登録を進めています。 大阪府公報(明治21年以降)は、インターネットからデジタルデータをご覧いただけますので、ご活用ください。
◇大阪府行政文書426点を登録。 戦前の昭和12年度に作成された鉄道用地や道路用地など収用関係の資料を登録したほか、条例等の規定関係や審議会等に関する文書などの資料も登録しました。
◇大阪府等が作成した行政刊行物587点を登録。 大阪府議会会議録や様々な統計資料に加え、健康や商工、雇用・労働等に関する報告書などを登録しました。 また、大阪府立デザインセンター、(財)大阪デザインセンターの関連資料157点を収集し登録しました。
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公文書館 事業の推移・利用案内
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策により、令和3年度は4月26日から6月20日まで休館しました。
来館者数
区分
来館者数
令和5年度
906人
令和4年度
1,317人
令和3年度
595人
閲覧申出件数
内訳
閲覧申出件数
複写申出件数
令和5年度
138件
23件
令和4年度
145件
23件
令和3年度
157件
35件
歴史的文書資料類の登録状況
分類
近世・近代資料等
府行政文書
行政刊行物・官報・公報他
合計
令和5年度
0点
426点
1,020点
1,446点
令和4年度
0点
462点
1,583点
2,045点
令和3年度
0点
343点
809点
1,152点
累計登録点数
12,956点
20,320点
148,993点
18,269点
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公文書館アクセス
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大阪府公文書総合センター
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大阪府ホームページ
住所
大阪市中央区大手前2丁目1-22 大阪府庁本館1階
Tel
06-6944-8371
Fax
06-6944-2260
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