大阪府公文書館にお寄せいただく「よくあるご質問」とその回答をまとめました。 公文書館をご利用される際の参考としてください。
公文書館の利用について
大阪府公文書館は府が作成または入手した公文書や資料類のうち、歴史的な価値があるものを保存しています。
館内ではこれらの資料類の展示や、閲覧提供しています。また、歴史的価値の高い公文書などを身近に感じていただくとともに、これらの資料類を保存し、後世に引き継ぐことの大切さを理解していただくために、『歴史講座』や『古文書講座』を開催しています。
専門員としてアーキビストがおり、広く皆様にご利用いただける施設です。
大阪府公文書館は、大阪市中央区大手前二丁目の大阪府庁本館1階の大阪府公文書総合センター内にあります。
最寄り駅は、大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目駅」 1A番出口、または、大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋駅」3番出口から徒歩約10 分です。駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
開館日は、平日午前9時00分から午後5時15分です。当館の資料を閲覧される場合は、時間に余裕を持ってご来館ください。
閉館日は土曜日、日曜日、国民の祝日及び振替休日、年末年始(12月29日から1月3日)となっています。
所蔵資料を閲覧する場合は事前予約が必要です。
所蔵資料は、閲覧前に個人情報が含まれていないか等の確認をしています。また、遠方の書庫に所蔵している資料もあり、取りよせに時間がかかることがありますので、利用者の皆様の利便性を図るため、閲覧を希望される日の原則10日前までに、閲覧予約をしていただくようお願いしています。
なお、所蔵検索で表示される簿冊詳細画面の配架場所が『閲覧室配架』となっている場合は、閲覧室に配架しておりますので予約せずに閲覧室でご覧いただけます。
所蔵資料の劣化を避けるため、原則、デジタルカメラやスマートフォンなどの撮影機材での写真撮影をお願いしています。
資料の複写を希望される場合は、資料の状態から複写することが可能か確認いたしますので、職員にお尋ねください。資料の劣化具合から複写をお断りする場合もありますので、ご理解とご協力をお願いします。
貸出はできません。公文書館の所蔵資料の多くは唯一無二で、代替性がない文書資料類のため、資料保存の観点から貸出はしていません。なお、 閲覧及び複写利用についても、原則として、複写物(コピー)があるものについては、 原本でなく、複写物(コピー)での閲覧及び複写の利用をお願いしています。
所蔵資料等の適正な保存に支障が無い場合に限り、持ち込まれたカメラやスマートフォンなどで撮影することは可能です。「閲覧・複写・撮影申出票」を提出のうえ、職員の指示にしたがってください。
郵送サービスは行っておりません。所蔵資料の複写や撮影を希望される場合は、ご来館いただいて所定の手続きを行っていただきます。
論文中において、所蔵資料の中の文章等を引用される場合には、 一般的な参考文献と同様に、資料名及び出典(大阪府公文書館所蔵資料)を明示していただければ結構です。ただし、複写または撮影した資料を図版として掲載するときは、掲載申出の手続きが必要です。なお、手続き方法についてはお問合わせください。また当館が所蔵している資料であっても、著作権に触れる場合は、別途、ご自身で著作権者との調整が必要となります。
印刷物の有償・無償・一般配布・特定配布を問わず、掲載の申出手続きが必要です。手続き方法については、お問合わせください。なお、資料等の掲載は公益上または学術研究上の目的があり、かつ営利目的としない場合に限り認めていますので、公文書館の目的に反するような場合にはお断りする場合もあります。
また、所蔵資料が写真や出版物で、肖像権や著作権に触れる場合は、別途、ご自身で肖像権や著作権の調整手続きが必要となります。
入館料や利用料は不要です。また、どなたでもご利用できます。
なお、所蔵資料を閲覧された際、複写(コピー)を希望される場合には、コピー機やデジタルデータのプリンター出力による複写は1 枚 10 円 、マイクロフィルムからの複写は 1 枚 30 円 、デジタルデータのCD 複写は CD1 枚につき 100 円 の実費を徴収しています。
また、持参されたカメラやスマートフォンなどの撮影機材による資料撮影は無料で行っていただけます。
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公文書館の所蔵資料検索について
所蔵資料目録の紙媒体は発行していませんが、大阪府公文書館ホームページの所蔵資料検索システムにより、当館の所蔵資料目録を検索できます。
所蔵資料検索システムの使い方は「検索方法について」のページをご覧ください。
キーワード検索の場合「A又はB又はC」といった検索ではなく、「AかつBかつC」といった絞り込み検索方式です。
広く資料を検索したい場合は、以下のように入力の仕方を工夫すると多く該当します。
・キーワードの文章を短く区切る
・名称の一部だけ入力
・検索キーワードを1つだけ設定する
・略称や愛称を入力してみる
例えば、1970年に開催された「日本万国博覧会」の資料を検索する場合、「万博」「万国博」「博覧会」「EXPO」「昭和45年」など、正式名称以外でも資料が登録されていますので、通称や名前の一部、西暦や和暦など関連しそうなキーワードを入力して検索をすると多くの資料が表示されます。
<検索の対象項目>
キーワード検索では、簿冊と件名に対してそれぞれ入力されたキーワードの検索を行い、合算した結果を表示します。検索先の項目は以下のとおりです。
・簿冊の検索対象項目⇒「公開用簿冊標題」「作成室課/発行者」「引渡室課名」「資料注記」「差出」「宛名」
・件名の検索対象項目⇒「公開用件名標題」「作成室課/発行者」「資料注記」
それでもなお不明な場合には公文書館担当までご連絡ください。またご来館時には、検索専用パソコンを設置していますので、使用説明を確認しながらご利用していただけます。
国立公文書館の横断検索は、国立公文書館所蔵の資料とシステムに参加している全国の公文書館等が提供するデータベースなどについて、まとめて検索できます。 システムに参加している公文書館等は、大阪府公文書館のほか、東京都公文書館、奈良県立図書情報館、京都府立京都学・歴彩館、福岡共同公文書館、国立国会図書館、国立情報学研究所などがあります。
大阪府公報は平成 23 年(2011 年)3 月末で紙媒体での発行・有償販売を終了しており、以降は所管課(法務課)のホームページ上で、当月、前月及び前々月に発行された公報を電子媒体として提供してい ます。大阪府公文書館ホームページからは、明治 21 年(1888 年)1 月から前々月までの間に発行された大阪府公報の電子版がWEB上で閲覧できます。検索していただいて、画像の表示がない場合は電子化されていないため、その場合は当館にて紙媒体で閲覧していただけます。
大阪府の機関ではありません。大阪府官報販売所というのは、官報や政府 刊行物を取扱う「株式会社かんぽう」という会社が運営する「大阪府・官報サービスセンター」という店舗の名称です。現在の官報の発行や販売につ いては、そちらにお問合せください。
なお、大阪府公文書館には明治16年(1883 年)から近年の官報について、欠号もありますが、府が入手した 歴史的な行政刊行物等として所蔵しております。
他方、大阪府立図書館では、当館で欠号しているものを含んだ明治16年(1883年)創刊号から2~3日前までの官報を所蔵し、館内でデーターベース「官報情報検索サービス」を提供しています。